Dr.すみだ、鼻整形ブログ〜基本の基本からマニアックまで〜

世界一の美容外科医を目指し“勇往邁進!”

鼻先を綺麗にするため、どんな治療が必要か

  

鼻先を高くしたい

鼻先をシュッとさせたい

団子鼻をなおしたい

アップノーズをなおしたい

 

などなど

 

鼻先に関するお悩みやご相談を多くいただきます

 

その時に考えないといけないのが、どんな治療をするかという事

 

世の美容外科にはいろいろな治療があります

 

ヒアルロン酸、糸、オステオポア、切らない鼻尖形成、

鼻尖形成、軟骨移植、鼻中隔延長

 

ここでは、

《しっかり変わる、持続する治療》

という点にしぼって説明していきます

 

鼻先の構造

 

そもそも、鼻先の丸み、高さ、向きはどのようにして決まっているのでしょうか

 

鼻先は、下図のように3種類の軟骨と、その上の皮膚+軟部組織でできています

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 そのため、鼻先を高くしたり形を整えるためには 

 

この軟骨を継ぎ足したり、形を整えて綺麗にしていきます

 

特に日本人の場合、土台となる鼻中隔軟骨が小さかったり弱かったりするため

 

この土台のところからしっかり変えてやる必要があるんですね

 

これが、鼻中隔延長という手術です

(鼻先を下に伸ばす=鼻中隔延長ではありません)

 

動画でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください


www.youtube.com

 

鼻中隔延長の注意点

 

鼻中隔延長で大切な事としては

 

伸ばす材料は自分の軟骨を選びましょう

 

ということです

 

僕の場合、鼻中隔軟骨(+耳介軟骨)または肋軟骨を選択します

 

理由は、それ以外の材料(PDSシート、豚軟骨、寄贈軟骨etc)だと

トラブルが多いことがわかっているからです

 

自分の軟骨であれば、先々の事を考えてもまず安心です

 

鼻中隔延長以外の治療は?

 

最初にも述べたように、その他にある鼻先の治療としては

ヒアルロン酸、糸、オステオポア、切らない鼻尖形成などになります

 

これらは、気軽なイメージがありますが、

注意するべき大事なポイントが2つあります

 

1つめは、効果が一時的だということ

これらの治療は軟骨自体をほとんど操作しない治療なので、必ず後戻りします

早ければ1週間、長くても数ヶ月の効果です

 

2つめは、リスクがあるということ

短時間で終わり、コストもそれほどかからないため

リスクもほとんどないと思われがちですが、意外とハイリスクな治療です

具体的には、感染、(糸などの)露出、(中の組織の)変形、血流障害などになります

 

ぶっちゃけると、鼻の手術をしっかり行っている医師からすると

そこそこリスクあり、リターンが少ない治療 

という認識です

 

なので、我々はまず行わないんですね

 

ということでまとめると

 

鼻先を綺麗に整えるには、基本的に鼻中隔延長が必要

 となります