鼻先を綺麗にするため、どんな治療が必要か
鼻先を高くしたい
鼻先をシュッとさせたい
団子鼻をなおしたい
アップノーズをなおしたい
などなど
鼻先に関するお悩みやご相談を多くいただきます
その時に考えないといけないのが、どんな治療をするかという事
世の美容外科にはいろいろな治療があります
ヒアルロン酸、糸、オステオポア、切らない鼻尖形成、
鼻尖形成、軟骨移植、鼻中隔延長
ここでは、
《しっかり変わる、持続する治療》
という点にしぼって説明していきます
鼻先の構造
そもそも、鼻先の丸み、高さ、向きはどのようにして決まっているのでしょうか
鼻先は、下図のように3種類の軟骨と、その上の皮膚+軟部組織でできています
そのため、鼻先を高くしたり形を整えるためには
この軟骨を継ぎ足したり、形を整えて綺麗にしていきます
特に日本人の場合、土台となる鼻中隔軟骨が小さかったり弱かったりするため
この土台のところからしっかり変えてやる必要があるんですね
これが、鼻中隔延長という手術です
(鼻先を下に伸ばす=鼻中隔延長ではありません)
動画でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください
鼻中隔延長の注意点
鼻中隔延長で大切な事としては
伸ばす材料は自分の軟骨を選びましょう
ということです
僕の場合、鼻中隔軟骨(+耳介軟骨)または肋軟骨を選択します
理由は、それ以外の材料(PDSシート、豚軟骨、寄贈軟骨etc)だと
トラブルが多いことがわかっているからです
自分の軟骨であれば、先々の事を考えてもまず安心です
鼻中隔延長以外の治療は?
最初にも述べたように、その他にある鼻先の治療としては
ヒアルロン酸、糸、オステオポア、切らない鼻尖形成などになります
これらは、気軽なイメージがありますが、
注意するべき大事なポイントが2つあります
1つめは、効果が一時的だということ
これらの治療は軟骨自体をほとんど操作しない治療なので、必ず後戻りします
早ければ1週間、長くても数ヶ月の効果です
2つめは、リスクがあるということ
短時間で終わり、コストもそれほどかからないため
リスクもほとんどないと思われがちですが、意外とハイリスクな治療です
具体的には、感染、(糸などの)露出、(中の組織の)変形、血流障害などになります
ぶっちゃけると、鼻の手術をしっかり行っている医師からすると
そこそこリスクあり、リターンが少ない治療
という認識です
なので、我々はまず行わないんですね
ということでまとめると
鼻先を綺麗に整えるには、基本的に鼻中隔延長が必要
となります