Dr.すみだ、鼻整形ブログ〜基本の基本からマニアックまで〜

世界一の美容外科医を目指し“勇往邁進!”

肋軟骨を使った鼻中隔延長①

 

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信用できるサイトと認められたのか、“鼻整形”“ダウンタイム”のグーグル検索で

トップに表示され続け、お鼻のご相談もどんどん増えてる状況

 

引き続き、お一人一人、しっかり向き合っていきます

 

 

さて、今回のテーマは

肋軟骨を使った鼻中隔延長

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耳じゃダメなの?

 

鼻中隔延長で使う軟骨としては、耳(耳介・耳珠)、中隔軟骨、肋軟骨が一般的です

 

耳からとれるなら、わざわざ胸の軟骨を使わなくても?

 

と思う方も多いと思います

 

これに対する答えは

 

耳、鼻、胸それぞれ場所によって軟骨の性質が全く違うという事です

 

それぞれ、メリットデメリットまとめてみました

 

①耳

・手術で採取が容易

・傷が目立たない

強度が弱い、もともと曲がっている

 

②鼻中隔軟骨

・手術する鼻の奥から、軟骨を採れる(傷が増えない)

・基本的にまっすぐで、強度もある

・軟骨の大きさ、厚みの個人差が大きい

 

③肋軟骨

強度、量として十分に採れる

・胸に傷ができる(だいたい1.5〜3cm)

・術後の痛みがある

 

一番のポイントは、強度と軟骨の量です

延長するには、

①予定延長分に、十分な長さ

②後戻りしようとする力に対抗する強度

を満たす材料(軟骨)が必要ですが

 

この点において肋軟骨が優れているんですね

 

特に、再手術の場合は皮膚が硬くなっていたり、鼻翼軟骨が傷んでいる事があるので

肋軟骨を選択する事が多くなります